北海道を一周・9日目（旭川～稚内）

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12月31日（年末）

この日は旭川駅の6時の電車に乗って12時に稚内駅に到着します。
6時間乗りっぱなしで、途中で休憩できる駅はありません。
なので、トイレに行きたくならないように朝飯や飲料は何も摂取しないで電車に乗りました。

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6時間もあるので、2時間寝て1時間携帯でゲームして3時間はこの旅行の文章を書いていました。
意外とテキスト書くのって時間かかるんですよ。有効な時間の使い方でしょ。

稚内までの適当な写真

もんぽない駅。かわゆす
もんぽないよぉ～

音威子府駅

う～ん、北海道っぽくていいね
稚内行きの電車の車窓から

稚内駅に到着すると「日本最北端の駅へようこそ！」的なアナウンスが響いて心が躍った。

日本最北端の駅のＪＲ稚内駅

稚内駅構内

一通り写真を撮ると、駅近くのレンタカー屋に向かい車を借りた。

まずは、抜海港というとこにゴマフアザラシ、通称ゴマちゃんがいるということで車を走らせた。

初めての雪の上で走りました。

雪の上で走ったことのない人のために自分が感じた注意点を書くと、
・停止線が標識
・信号のライトが縦で赤が一番上
・まっすぐ走っていても雪の形状によってだんだん向きが変わるから、ハンドルは小刻みに直真に進むように修正する。
・直線では比較的スピードを出しても平気。（止まる時スリップの可能性が高まるが）
・スリップを起こすほどのブレーキを踏んでしまった時はＡＢＳがかかるので一応安全（私は何回かかかりました）
・日が強いと雪が強いライトのように照り返すのでサングラスとかあるといい。スキー用のゴーグルを持っていきましたが、無ければ非常に危険でした。

この画像のように道路がかなり照り返し、かなりまぶしいです。
抜海港への道

夜の方が雪がキンキンに固まってるのですべらないようです。
雪が溶け出す日中の方が走るのが危険です。
まあなんやかんやで走っていると稚内から抜海港方面に抜ける道路を走っていたのですが、景色がすごい！

稚内で運転する機会があればぜひ走ってもらいたい。

さらに多分雪が無い時期は夕日丘パーキングというとこがあいているはずなのでそこの高台から景色をゆっくり眺めることができると思います。

自分が行ったときは入り口付近が雪に埋もれていたので使える状態ではありませんでしたので、何もせず通り過ぎました。

いよいよ抜海港に到着です。
しかし、港の中はかなり広くどこにゴマちゃんがいるかわからないので、適当に車を停めて歩き回った。

「うーん、いないなぁ。もっと別の場所にいるのかなぁ」

と思いつつ、湾のあたりを歩いていると雪に人の足跡があったのでたどってみた。

すると気付かなかったけど、このテトラポットで囲まれた湾のあちらこちらにゴマちゃんがうようよ顔を出しているではないか。すでに見える範囲にたくさんいたのだ。

ちょっと顔が出てるのがゴマフアザラシ達

少し数えただけでも20匹以上いた。
でも人間を警戒してるのか港の近くには来ない。
１０ｍくらいは距離をとってる。

まあいつか近くまでくるだろうと思っていると、なんと目の前にゴマちゃんがいきなり顔を出した。
距離で言うと２ｍくらい。

「うぉ！出たぁ！」と声を出してしまい、その声に気付いてこっちを見るなり一瞬で水の中に消えていきました。
あそこで声を出さなければ何枚かいい写真がとれたのに残念。

そのまま見続けていると、向こうの方に人が1人いてアザちゃんもいっぱいいるので、そっちまで車を移動させた。

そっちの方に行くときに丁寧に

「ゴマフアザラシ生息場所まで何ｍ」

と丁寧に書いてあいた。

そっちの方に行くと人が1人増えていて、地元の人にデジカメで撮影しながら話をしていた。
こっちの方がやっぱアザちゃんはたくさんいてテトラポットで大量のアザちゃんが横たわっていた。

抜海港のゴマフアザラシ

拡大

「うーん、かわゆすなぁ」と思っているとアザちゃんの中の1匹が「グアアア」みたいな低音で鳴いていて「おっさんの声かよ！」ってツッこんでおいた。

人がいなくなったときに俺もおっさんの声でグアアアと言えば、近づいてきてくれるかなと思い待ってると、人が途絶えることなく来るではないか。

なので、結局グアアアを言わないまま抜海港を後にした。何気に有名なスポットなのかね。

次に日本で2番目に北にある岬のノシャップ岬で夕日の撮影という予定だったのでノシャップ岬に移動することに。

景色がきれいなので車をちょいちょい停めて写真を撮った。
ノシャップ岬に行く途中の夕日

ノシャップ岬に到着すると、夕日にはまだ早い時間だった。
でも、景色がきれいだったので何枚か撮影し、夕日の時間まで待つことにした。

いいところだなぁ

しかし、だんだん日が雲の中に入ってしまい、きれいな夕日を撮影することができなかった。

後ろの方からおじいさんと20代と思われる男性が来たので「さっきまでちょっと日が出てたんですけど、もう夕日は出なさそうですね」というと、

おじいさんが「ナビ役が嘘つくけんね。夕日見れんかった」と言った。ああこれが北海道の方言なのかなと思った。

車に戻ろうとすると長崎ナンバーの車があり、その2人の車だった。あっちの方言か。長崎から来てるとは、いやはや恐れ入ります。

まあ自然はうまくいかないことの方が多いのでいつかまたくればいいやと思い、近くの温泉に向かった。

日本最北端の温泉「童夢」