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北海道を一周・11日目(小樽~埼玉)

青春18きっぷの旅行旅行記旅行記(時系列順)北海道を一周>北海道を一周・11日目(小樽~新千歳空港~羽田空港)

1月2日
この日は小樽で夕方まで過ごして、新千歳空港から東京に帰る予定だ。
朝9時にホテルを出て小樽の町を歩いてみる。

「うーん、9時間も小樽で見るところあるかな?」と不安に思ったが、とりあえず1つずつ見ていくことに。

まずは、赤レンガの建物が並んでいるところを歩いてみた。

つららがすごい
赤レンガ倉庫のつらら
「おお、ここは小樽ビールを作ってるところか。まだ開店してないみたいだからあとでまた来よう」

テクテク歩いて小樽の観光のスポットだと思われるとこに到着。


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北一硝子という有名なブランドのガラス屋があると聞いてたが、北一硝子の運営している店が大量にあったので片っ端から見ていくことに。

北一ヴェネチア美術館
北一ヴェネチア美術館

「おお!すげーきれい!ワクワク感がハンパない!」

やはり普通のガラス屋と違って心惹かれる商品がたくさんあった。
贈り物でチョイスすれば相手の人もすごい喜ぶと思う。

でもやっぱり値が少し張るな。

他のお客達も手が出ないのかあるいは金額と価値が一致してないと見たのかショーケースを見て終わりという人が多かった。

自分は「高くても自分がいいなと思ったものは買おう」と決めていた。

最初の北一ヴェネチア美術館というとこで、ラッキーピエロというピエロの置物が置いてあった。

家で後日撮影したもの


それが気に入ったが、まだ1件目なのでとりあえず保留。
他の北一硝子の店舗に4件くらい入ってみたが、北一ヴェネチア美術館が異色だったらしく、他の店舗では食器やグラスなど実用的なものしかおいてなかった。

他の店舗
北一硝子

自分がほしいのは生活の役に立たないオブジェであって、美術品というのは実用的でないほどいいと思っている。
そこで美術館に戻って1万円のラッキーピエロを買う事にした。

レジの女性に「ラッキーピエロってあのハンバーガーのラッキーピエロとは関係ないですよね?」と聞いたら関係ないとのことだった。

「函館でラッキーピエロのハンバーガー食べてきたんですか?」とレジの人に聞かれたので、「ええ、今北海道1周中で函館もちゃんと周ってきて食べてきましたよ」と言った。

あれ?ラッキーピエロって北海道の各地にたくさんあるわけではないのか?
函館の町の中で結構お店を見たから北海道ではセイコーマートくらい各地に店舗があると思ってた。


次にオルゴール堂というオルゴール売ってるとこにいった。

小樽オルゴール堂

多分、2号館とかで近くのもうひとつのオルゴール堂よりかは小さかった。

北一硝子は商品の撮影禁止だったのにオルゴール堂は撮影OKだったので、撮影しておいた。

店内の様子
オルゴール堂
それにしてもそこの館長らしきおじさんがそれはもうダンディなこと。

ああいうかっこいい大人がもっと世の中に増えてほしいと思うし、自分もああいう大人になりたいなってよく思う。

ダンディ館長おじさんにブリキのオルゴールのブリキのサビ具合について教えてもらい、ブリキの車のオルゴールを買った。

オルゴールをぷらぷら見てるとダンディおじさんがオルゴールの原理を使った昔のパイプオルガンみたいなのを演奏していてかっこよかった。



1時間に1回とか演奏してくれるので、一度みなさんも見てみるといいかもしれませんよ。

特にこの下の写真の音色は絶対聞いた方がいい。
オルゴール堂の非売品のオルゴール

その後、近くの銀の皿とかいうお菓子を売ってる店の喫茶店でteaをした。

銀の皿
銀の皿
600円くらいでティーカップを買うとそのカップで何杯でも紅茶とコーヒーが飲めて、当然カップは持ち帰れるので小樽の思い出として残ります。

紅茶がクッソうまかったので何杯でも飲みたかったけど、この後高級な寿司屋に行く予定だったのでほどほどにしておいた。

もう一つのオルゴール堂(多分、1号館)に行くときに思い出した。


「そういや高校のとき修学旅行でここの坂道を下ってきてオルゴール堂に入ったな」

高校生の当時の自分は旅行とか全く興味なしで、適当に言われるがままに人についていっただけなのでほっとんど修学旅行に行ったときの記憶が無い。


1号館の店舗内

その後今日のメインイベントの
小樽寿司の歴史ある店「政寿司」で食事をすることに。

政寿司

正月だね。
めでたいね。


店に到着し、店の中に入ると、厳しい修行を積んでいる板前さん達が寿司を握っているではないか。
政寿司の寿司職人達

マンガで見たが、ガチの寿司の店はシャリ作りだけで1年とかあるそうだ。

しかも仕事は先輩がやっているのを見て盗んで習得していくらしくほとんど技術は教えてくれないらしい。

まさにそういう店の感じがぷんぷんしていた。
カウンター席とテーブル席があったが、もちろんカウンター席で。

その後に来る人たちもほとんどカウンター席を指定していて待ち時間が出来るほどだった。

カウンター席に着くと、せっかく小樽のこんないいとこに来ているので12巻5000円の匠というコースを選ぶことに。
政寿司の匠というコース

かっこいい大人を目指しているので本物の味をぜひ味わっておきたかったから奮発しました。

そうすると、店の大将らしき方が自分の目の前で寿司を握り始めた。

大将恐すぎるよ~(汗)
政寿司の大将と思われる人
「うわ、大将の顔がめっちゃ職人っぽい顔だよ。変なことしたらぶっ飛ばされそうだよ。」と思った。

しかし、どうしてもこの瞬間を記録しておきたかったので、寿司を握ってる様子を動画で撮影することに。

「下手すれば、ぶっ飛ばされて店からつまみ出されるぞ。なんせこの店は一流の人間が来るとこなんだから」 心臓バクバクになりながら撮影開始。

約30秒ほど撮影できた。ぼかし入れてます。



ただし、ぶっ飛ばされるギリギリのラインだったと思う。
心なしか大将のこめかみの血管がピクピク動いてるような・・・ひゃあ恐ろしい。

自分の前に周りの客とは違う明らかに作りが良い皿が置かれ、大将が直々に握ってくれた寿司が1つ1つ置かれていく。

「こ・・・これが匠か・・・両隣に座ってる客も俺が頼んだ寿司をガン見してるよ。ガン見だよ。ひぇ~恐ろしいもんを頼んでしまったようだ」


すると、大将が「こちらのお客さんにサービスしてあげて」となんとお吸い物をサービスしてくれた。

ひとつ食べ方を間違えたら大将にぶっ飛ばされそうだ。
あ!寿司の食べる順番間違えたらぶっ飛ばされそうだ!


一般的には味付けの薄い淡白な白身のネタから食べていくと風味を損なうことなく食べれるという認識であったが、一応聞くことに。

「すいません!こちらのお寿司は握って頂いた順番で食べるのが最もおいしく頂けるようになっているんですか?」

と聞くと、

「好きなものから召し上がって頂いて構いませんよ」

って言ってた。

あれ?そこまでこだわってないのか。
まあ鮮度という意味で握って頂いた順で食べることに。
最初は大トロを頂く。

うまい!しかし何がどううまいかは具体的にわからないがうまい!

その後、最初の自分の質問のせいか大将が握ってくれたものを「これはそのまま食べるといい」とか「これは塩がかかってるから醤油は必要ない」とか「それは醤油をつけて食べる」とか説明してくれた。

大将ありがとうございます。

一番驚いたネタはエビ。
エビがでかすぎてシャリがほとんど見えない。

でかすぎだろ(笑)

そのインパクトが強烈すぎてエビのしっぽの殻をお手拭で拭き、こっそり持ち帰ってしまったくらいだ。
エビのしっぽは当然ショーケースに飾ってます。
マジででかさがやばい。

あまりに緊張しすぎて個々の味は明確に覚えてないです(汗)

「うまい!」という記憶とエビの脳みその軍艦巻きという職人の粋が詰まったようなネタに感動したことと両隣の人が俺が食べる様子をガン見してたことしか覚えてないです。


食べてる最中に大将が「どっから来たの?」と隣の席の人に言った。

けど、隣の人が返事をしないのでどうしたのかなと思っていたが、もしかして俺に聞いたかもしれないってことで「自分ですか?」と聞くと「そうだ」といわれた。

うわああああああああああ、変な回答したらぶっ飛ばされるよ、と思い、「現在旅行中で埼玉県から新潟、秋田、青森を通って北海道を一周して小樽にきました。旅行11日目で今日飛行機で東京に帰る予定なんですよ」と明確に答えておいた。

そうすると、「なかなかすごいことしてるね」と褒められた。

大将ありがとうございます。
でも本当にすごいのは大将の方ですよ、頭が上がりませんよって思った。

そんなこんなで食べ終え、「ごちそうさまでした」と言って5000円払って店を後にした。

た~しかエビの脳みその他に金鮭、トロのあぶり、赤貝とか出た気がする。

特に金鮭の「金」って響きは確か聞いた気がする。
いつかもっと紳士になって大将に恥じないくらいかっこいい大人になったらまた食べに来ますと心に誓った。


次にさっき営業前だった赤レンガの小樽ビールを作っているとこに行ってみた。


雰囲気いいとこだなぁ~

雰囲気イケメンだなぁ。



店内は陽気な音楽が流れていてフロアの真ん中にビールをなんかする機械がでかでかと設置してあった。

とりあえずメニューを見てビールをレモネードで割ったラードラってのを飲んでみることに。
(アルコール度数2%)

ビールをレモネードで割ったやつ

う、うまい!ビールの苦味がほのかに香るレモネードって感じだった。

あれだったらお酒があまり得意でない自分でもガブガブのめるわ。

ただやっぱアルコール度数2%なのでせめて普通のビールと同じ8%くらいのやつも飲んでみよう。

期間限定でドンケルボックというやつがあった。

ドンケルボック
断食の時は飲料は認められていたので僧侶達の栄養源であったビールらしい。

アルコール度数は8%なのでビールと同じなので味を比較できるぞ。

ドンケルボックの中ジョッキを頼むとこの店で作っているコップになみなみ注がれた状態で出された。


「ゴクゴク・・・おお!なんか知らんが普通のビールより全然うまい!」 ビールみたいな痛烈な苦さがのどを襲うことなく、マイルドな苦味を感じることが出来た。

あのビールで飲み会が出来るならぜひ飲み会に行きたいね。 ドンケルボックを8割くらい飲むと、お酒の弱い自分は酔いが回ってきてしまった。

酔っ払って帰りたくない衝動に駆られてしまったが、
休憩を入れて空港に向かうことにした。

ジョッキを店内で買うことができる



新千歳空港に到着すると、空港の大きさと最初に何していいかわからず、とりあえずフロアを練り歩いて新千歳空港という場所を理解する時間を作った。

練り歩くと大体どこがどの場所かわかってきたので初めてで不安ではあったが各種手続きをしてなんとか飛行機に乗った。

「ああ、たったの1時間30分で東京に戻ってしまうんだな。ああ11日間色んなことがあって楽しかったし、いい人達たくさんいたな。帰りたくないな」

とりあえず11日間の出来事を1から順に頭の中でリピートして飛行機の中を過ごした。

そんなこと考えているといつの間にか羽田空港に到着した。

自分の家の駅に到着して家まで歩いている途中、
普段体験できない楽しかったことや困難なことを達成した気持ちでなんか込み上げてくるものがあった。


もしかしたらもう二度と行くこともないかもしれない。
自分の人生の中でもこの11日間はかけがえのないものとなった。


The End


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