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北海道を一周・7日目(知床のウトロ)

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12月29日


お酒を飲んだせいか、旅の疲れがどっと出て起きるのがつらかった。
「これから疲れてても中々寝付けないときはお酒飲むことにしよう」と思った。


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駅前のバスから朝8時30分くらい発で知床半島のウトロというとこに行くバスが出ているのでそれに乗った。

ウトロ行きのバスの券
9時30分にウトロに到着し、まず目に入るのが巨大な岩の塊だ。オロンコ岩である。

オロンコ岩
知床半島のウトロのオロンコ岩

ちなみに細長くてでかいゴジラ岩ってのもあります。
知床半島のウトロのゴジラ岩 スノーシューという西洋版のかんじきを使って森を散策するやつを申し込んでいたのが13時スタートなのでそれまで町の中を歩くことに。
とりあえずオロンコ岩を見に行くことに。「おお、でかいでかい」と思って眺めていると階段があった。
「え!このでかい岩に登れるの!?」
階段は急で雪が積もっているので非常に危険だった。手すりにつかまりながら、ゆっくり階段を登った。
オロンコ岩の頂上につくと目の前にオホーツク海が広がり背後にはウトロの町を一望できた。
知床半島のウトロのオロンコ岩の頂上

オホーツク海に思わず発狂
知床半島のウトロのオロンコ岩の頂上で発狂

ウトロの街が一望できる
知床半島のウトロのオロンコ岩の頂上からの景色

下りの階段が急すぎて海に吸い込まれそうだ・・・
知床半島のウトロのオロンコ岩の階段
写真を何枚か撮って、町の中を歩ける範囲で散策した。


港にいたウミネコ達

そういやカモメって見たことないな。
海沿いにいるのいつもウミネコだし。



ホテルに戻り13時になると、イケメンお兄さん(やぎさんと言っていた)がやってきて車に乗って知床の原生林のある方まで移動した。


スノーシューを持って原生林の方に歩いていると、まだ町の中なのに毛に覆われた巨大な生物がいた。


早々に熊と遭遇したかと思い、

「うわあああああぁ!」



と言って逃げようとしたが、ちょっと良く見ればわかったが、エゾシカであった。

ええ!?エゾシカでかすぎだろ!やぎさんいわく100キロ級のエゾシカとか言ってた。

エゾシカでかすぎだろ(笑)

やぎさんはとことこ歩いて近づいていく。

「近づいてあぶなくないですか?」
「臆病だから近づくと逃げちゃうよ」

試しに自分の体よりでかいエゾシカに近づいていくと逃げた。

目を合わせると逃げるということで背中を向けて近づくとある程度いいらしい。

記念に巨大なエゾシカといっしょに映ってる写真をとってもらった。


逃げちゃうので背中を向けて近づいてもこの距離が限界だった。

エゾシカを見れば見るほど、もののけ姫のだいだらぼっちの鹿の時の姿にそっくりだ。


まるでこの顔のまんま
宮崎パヤオ監督はすごいなぁ
宮崎パヤオ監督はすごいな。
なんやかんやエゾシカで楽しんだ後、スノーシューが必要な地帯に到着し、スノーシューを履いて雪の上を歩いていく。


スノーシュー

スノーシューの効果があるかよくわからないので、スノーシューを履いた状態で足元をグッと踏み込んでみたらズボボってかなり雪の中に足が入った。

「え!?こんな雪積もってたのかよ!?」

このレベルではさすがに普通の靴で散策じゃ無理だ!


雪の森林の中をやぎさんの後についていく。



ちらほらいる野生のエゾシカを見ると、足がほとんど雪に埋もれながら歩いているのでその雪の上を難なく歩いているということはスノーシューはすごいということがよくわかった。

足が半分くらい埋もれている。


木の幹が剥げ落ちているのはエゾシカが食料として食べちゃうそうです。

無残に食べられた木。いずれ枯れてしまうそうです。

エゾシカの前歯は下あごにしかなくてノミですりきるように下から削って食べるそうです。

それにしても随分高い位置(地上から2.5mくらい)まで食べてるな。
前足を使って立ち上がって食べてるのかな。

そう言うと、やぎさんは

「いや、あそこまで雪が積もるからあの高さまで食べられるんだよ。まだ冬は始まったばかりだから雪が積もってないだけ」

って言ってました。


ひえ~、自分の身長くらいは雪が積もるってことか。
恐ろしい場所だな。


ずんずん歩いていくととうとう原生林の入り口についた。と言っても今まで歩いたところとあまり見た目的には変わらない。
進行方向にエゾシカがたっくさんいました。




目に黒いの入れてくれとエゾシカのエゾちゃんが言ったので入れておきました。
世界遺産の知床原生林にいるエゾシカ




「逃げるときはお尻の白い毛の部分が広がるんですよ。あれがまたかわいいんですよ。恐怖を感じれば感じるほど広がりますよ」

ってやぎさんが言ってました。

確かにお尻の白いモコモコの毛が広がっていた。
逃げるときに後ろの仲間にも合図を出しているということらしい。


そのまま歩いていくとフレペの滝という滝が見れるポイントまで到着した。
耳に32と書かれたタグがついたエゾシカがいた。

「このエゾシカって監視されてるんですか?」

「発信機がついてて何か研究のためにつけられてるらしいよ。でもこのシカほとんどここにいるけどね」

「発信機の意味ないじゃないですか(笑)」

その後フレペの滝を望遠鏡で見てエゾシカを威嚇してみたりして戻りました。

低い音と高い音で威嚇



帰り道で超巨大な足跡を発見し背筋が凍りました。

「やぎさん、この足跡なんですか?明らかに熊とかよりも超巨大ですけど。やばくないですか?」

「これさっき自分達が歩いてきたスノーシューの足跡だよ」
スノーシューの足跡が1時間で雪に埋もれていていい感じで動物の足跡のようになってました。

2人で大笑いしました。
こんなにでかい足の生物がいたらそりゃやばいわ。


最初の場所に戻ってきてスノーシューを脱いで歩くと最初に見たエゾシカがくちゃくちゃ食べてました。

「エゾシカのアゴが止まったらエゾシカののどを見ててみな。胃から食べ物が逆流するから」

とやぎさんが言うのでくちゃくちゃしてるのを見ていた。

すると、エゾシカの口が止まり、明確にのどの下の方から上の方へ波打つのがわかった。


一度、胃にいれて細菌と混ぜた後、口に戻してまた噛んで消化するそうで、食べるのに3時間、消化するのに2時間とかかかるそうです。


帰りの車の中で木々にとまるオオワシ達がいた。
オオワシ

「オオワシってここらへんかロシアの方でしか見られないから海外からオオワシを見に来る人もいるくらいですよ」とやぎさんは言った。
オオワシは方が白くて翼を広げると2mくらいになるのが特徴らしい。

拡大。

ああやっぱ釧路湿原で見たオオワシってすごかったんだな、としみじみ思った。
ホテルに戻り、やぎさんと別れた。
名刺を頂こうと思ったが名刺が切れているとのことで会社のパンフレットをもらった。

結構笑って楽しく過ごせたので、また流氷の時期に行きたいと思っている。

夕食はホテルでバイキングだった。
釧路の和商市場発祥の勝手丼というごはんに自分の好きな具を乗せて食べるやつがあったので、ごはんとイクラを1対1くらいに贅沢盛りしてその上にホタテや鮭のたたきを乗せて食べた。


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