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甲賀の忍者

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三重県と言えば、忍者も有名です。
伊賀上野の伊賀忍者、
甲賀(こうか)の甲賀忍者、
と2つの地域で忍者が発達していました。



地図の通り、2つの地域は近いので1日で両方廻ることができます。
とりわけ甲賀忍者の方は、
・甲賀流忍者屋敷
・甲賀の里 忍者村
の2つを行けばOKでしょう。

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まずは甲賀の甲賀流忍者屋敷に行きました。

JR甲賀駅からは割と近いですが、
歩いていける距離でもなく、
バスとかも出てないと思われるので
車で行くのがベストだと思います。

目的地の近くまで行けば
こういう看板あって迷うことはないと思います。


第2駐車場的なところ。

俺以外誰もいないやんけ。
ふざけんな地球。


看板あるよ。



えっ、この細い道進んで行くのか。

忍者っぽい建物なんかここから全然見えないけど
大丈夫かな?


50mくらい歩くと民家の中に紛れてあった。

こっちにも駐車場あるけど、
あの細い道を車で行くのは嫌だから
あっちに停めておいてよかった。



甲賀流忍者屋敷。




どっから入るんだよ!




大人600円、こびと300円。

障子が開いて、
「中に入れクズ野郎」
って言われたので縁台から中に入る。

なるほど、忍者らしく玄関らしきところは
使わない設定か。



中に入ると甲賀の歴史に関するビデオを流してるから7つの薬草が入ったお茶飲みながら見るように言われた。




この健保茶ってやつですね。




お茶を飲んでみたが、
薬草の風味が出てて香り高い一品ですごい気にいった。

わりとお茶は飲む方だが、
これはかなりうまい部類のお茶ではないか?

両親にもこのお茶のおいしさを
体験してもらおうと思った。
あとで買って帰ろう。



家から見た庭。

こういう家に住みたいね。


こういうところ。




ビデオが終わると隣の部屋まで誘導されて
忍者の道具を見ながらおばさんに説明された。

冬だから床が冷たい。


甲賀の手裏剣。
十字の手裏剣が甲賀では主流だったらしい。

1個200gくらいなので、
素早く移動する忍者は2枚くらいしか
持ち歩いてなかった、だって。
10枚持ってたら2kgだからね。

2リットルのペットボトル持ちながら
素早く走れるかよって話だよね。
忍者の身にもなってみろよ地球人共。



まきびしは植物の実を乾燥させたもの。

昔は草履だったため、鉄くらいの固さも必要なく、
植物を乾燥させたもので十分だったらしい。

お土産でまきびし買えるけど触ると結構固くて驚いた。
固くて軽い、忍者にうってつけ。



丸い円盤は水の上を歩く水グモ。




水グモは水の上を歩行するかと思いきや、
実際は以下の絵のように足を通して、
足で漕いで進んでいたそうだ。




足で漕ぐための専用の下駄。

下の板がパカパカ動き、
後ろに足を動かして進むときは
パカパカの部分が動かなくなるので漕ぐことが出来る。

前に足を出すときはパカパカの部分が
水圧で写真の通り斜めになるので
楽に足を前に出せる構造です。



1階から直接3階に続いている縄はしご。

この甲賀流忍者屋敷ってのは
忍者のお住まいってことで、
普段は普通の町の人を演じていますが、
敵がこの家に攻めてきたら
こういう普段は隠してあるはしごや
屋敷のからくりを使って逃げるという家です。


上の柵があるところが2階です。

2階は高さが1mくらいしかないので、
中腰で移動せざるをえません。

敵をそこにおびき寄せれば、
刀が振れず敵を生け捕りにできます。

逆にそこに閉じ込められた場合は
柵のうちの1本がはずれるように細工してあるので
忍者は柵を1本抜いて脱出することができるようです。


こちらが一般的な引き戸です。
戸の幅が1mくらいでしょうか。




こっちが寝室に行くための扉です。

普通の引き戸より幅が広いです。
今正面に見ている戸は動きません。
左の少年忍者が立っているところしか開きません。

普通の人は真ん中から開けようとするので
敵の時間を稼ぐことができます。

さらに扉は60sでかなり重厚な造りになっていますので、扉に刀を突き刺して扉を破って攻撃される心配もないですし、戸をゆっくり動かそうとしても60kgもあるので戸がきしむ音がしてしまいます。


寝室の押入れの奥は回転扉になっています。




反対側の廊下から見るとこんな感じ。





少年忍者がおばさんが説明する前に
得意気に先に回転扉を移動していたのが
イラッとしました。




このおばさんの立っている木の床は落とし穴です。




説明がめんどくさいので簡単に言うと、
敵はここに落ちます。

井戸の底に横穴があって、隣の分家まで続いています。

味方なら分家の人に助けられ、
敵が通路を通っていくと分家の人に捕えられます。

井戸はヤクルトの上部のように
上の方がすぼんでるので登ることはできません。




何気ない押入れ。




2階へのはしごが隠れています。

このはしごの地面も
木の板を外すと落とし穴になってます。


2階へ行きます。




2階はこんな感じで中腰じゃないと
動けないくらい屋根が低いです。




さっき下から見た敵を閉じ込める場所。




さらに2階の天井の一部に
こんな感じで四角に切り取った場所があるので
3階にあがりました。

上から木の蓋を押さえてしまえば
3階には誰も登ってこられない。



3階はこんなところです。

本来は平屋の家に見せかけて
屋根まで部屋を作っているのが忍者屋敷です。


確か金沢のひがし茶屋街で聞いた話だと、
平民は2階以上の建物を建てることを許されてなかったので、表面だけ1階に見えるように作ったのと同じなのかな。



そこの刀は隠し刀です。

今は証明が当たってバレバレですが、
夜にライトがなければ2階部分は真っ暗になりますので、そこに刀を置いておけばいざというときにすぐ使えます。



隠し刀は1階からジャンプして取る構造です。




女子がこんなイヤらしいポーズ取ると
興奮しちゃうじゃないか。ふざけんな。




寝室に付いたこの窓は
普通に開けようとしても開きません。




丸で囲んだところに棒のでっぱりが出てるので、
上下同時に窓の隙間に紙を差し込んで
棒のでっぱりがひっかかっているのを
解消しないといけません。

紙を隙間に差し込んで
でっぱりを上方向に持ちあげると
戸が開くシステムです。

戸の開け方を知らない敵はここで足止めを食らいます。


それにしても民家という視点で見ても
良いお部屋ではないか。

将来はこういう家に住みたいな。




甲賀の手裏剣は鉄製の物を買うことができます。

伊賀の方では鉄の手裏剣は売ってないので、
本物志向の人は甲賀で手裏剣を買うしかないです。
お店の人に聞くと鉄の手裏剣を売らないことは伊賀市の方針みたいなことを言っていた気がします。

まあ銃刀法違反になるかどうかは知らんが
ポケットに入れて持ち歩かないで下さいって
注意書きも一緒に入ってたな。



次は「甲賀の里 忍者村」に行きます。

地図を見たのですが、
場所をあまり良く覚えていなかったので、
丸で囲んだらへんにあります。

忍者屋敷とJR甲賀駅の間にあった記憶があります。


着きました。

どうやら裏口の方に来ちゃったみたいで。








入村料は大人1000円です。





地面がぬかるんでいるので木の板の上を歩いていけば、
お靴をきれいにしたまま歩けそうだ。




裏口を村の内側から撮った写真。
左手になんか忍者の飲食店あるな。

右の忍者のポップコーンの機械は
昔近所のスーパーに置いてあって
自分はいつも特別な気持ちで
ワクワクしながら眺めてたなぁ。



一番最初に見えてくるのは焼き物を体験したり購入したりできる建物(?)だったが、特に陶芸に思い入れは無いのでスルーしておきました。





そこの建物で忍者の衣装を貸してくれるみたいね。

右の奥に忍者村のマップあるね。



見るね。

う〜ん、よくわからん。
この村の構造よくわからん。



手。

なんか時代劇かドラマかで撮影をしたときに作った東大寺の大仏の手のレプリカだって。
確かに中指が少し内側に曲がってるところとか東大寺の大仏に似てるね。


実際の東大寺の手。





どうやらこの忍者屋敷でからくりをご紹介してくれるみたいだ。

さっき行ってきた甲賀流忍者屋敷と同じからくり紹介されたら嫌だな。


お家に入るとこんな感じ。

すでに3階の部分が吹き抜けになっているので、そこまで平屋を装った建築ではないのかな。
2階部分がさっきと同じく中腰程度なのが説明を受けなくても外見でよくわかります。



正面玄関入口の壁が回転します。

それで回転の軸を中心からずらしてあるので半回転しかできないようになっています。
人間の心理は同じ場所からINしようとするらしく、
敵が追って中に入ろうとすると半回転しかしないので一瞬混乱して足止めできるそうです。

でもこれ写真載せてなかったけど、
さっき行ってきた甲賀流忍者屋敷のところで全く同じ仕掛けがあったけどね。



靴を脱いで家に入ります。




この正面の引き戸は真ん中はダミーで開きません。
端の扉から出入りしますが、最初に来て何もしれない人は真ん中を開けようとして足止めをくらいます。




囲炉裏(いろり)でごはんを食べてる時に敵が来た場合は、囲炉裏の下に隠し通路があるのでそこから逃げる。




押入れの奥は例のごとく後ろの廊下につながっている。




お馴染みの掛け軸の裏にも逃げるための通路がある。

なんかこういう隠し通路とか見てたら初代の天誅やりたくなってきたな。




そして、この掛け軸のある部屋の天井は吊り天井です。

敵をこの部屋に押し込めたら、天井を落として全員あの世行きにする恐ろしい部屋です。



3階にきました。

甲賀流忍者屋敷と同じような雰囲気。



3階から侵入してきた敵を確認できます。




これがさっきの部屋の天井の裏側です。

吊っている紐を切れば、天井がそのまま落ちて部屋にいる人間はまとめてあの世行きです。



これはあぶないので柵がついているが、玄関から入ろうとすると2分の1の確率でこの段差に落ちます。

段差の深さも転んだ時にスネを強打するように計算されて作られています。



ところ変わりまして正門の方にやってきました。

普通ならこっちの正門から入ってきます。
忍者砦という門をくぐっていくスタイルです。
私もクールやスタイルで勝負していく派ですね。



正面入り口の右手の方に大黒天っているね。




あれ?この子生きてるのかな?

目がギラついててこわい。



少年が水グモに挑戦していました。

真冬なので少年は水の冷たさに耐えられない旨をしきりに叫んでいました。



まああとは忍者の資料館と手裏剣投げる場所と忍者教室みたいなのがあったくらいでこの村はこんなもんです。



野犬。




旅では有名なお店で食べたいという気持ちが半分と、
行き当たりばったりで適当に気になったところで食べたいという気持ちが半分ある。

ここの忍者喫茶も行き当たりばったりで行ってみた。
忍者カレーと忍びうどんがおすすめと書いてあったので忍者カレーを頼んだ。


ジャーン!忍者カレー!

忍者の要素が皆無で、この店の渾身のギャグだと私は認識しました。




おもしろいね。



味は学校給食のカレーって感じでした。
驚くほどうまくもないがおいしいかったです。




犬が店の中に入ってきて、椅子に座り出しました。

あの野犬はここの店の犬だったのか。


一応、JR甲賀駅にも寄っておきました。

駅の写真を撮るとその地域を制覇したことになるという自分のルールがあるので。


駅前の忍者の像。

これこそ甲賀忍者の町。


このあと伊賀上野の伊賀忍者に向かいました。

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